車検に必要な点検整備

車検に必要な点検整備

車検のために必要な点検整備というのは基本的に定期点検などの整備とは本質的に違います。

一般的な整備というのは、日常的にそのオートバイの乗っているうえで何の心配もなく安心して乗るために行うものです。

しかし、車検のために整備というのはあくまでも車検をクリアするために保安基準に適合させるだけのもので、極端な言い方をすれば、車検を受けるその日だけ、あるいは検査ラインを通り過ぎる間だけ、保安基準に適合した状態を保っていればいいわけです。

例えば、いろいろと細かいことを言われるヘッドライトの光軸ですが、保安基準を満たす光軸というのは人によっては高さが低く、真っ暗なところですと非常に見にくいことがあります。

そこで普段は少し光軸を高めにして乗ることになるのですが、それでは車検をクリアすることができないので、その日の朝に光軸を低くして保安基準に合わせて、車検を受けてクリアさせます。

そして、検査ラインを降りたすぐ後にドライバーを持ち出して光軸をいつものように見やすい位置まで高くするといったことを行っても全く問題ないのです。

要するに車検をクリアするためだけの整備、この例でいうところの光軸を低くするということが車検用に整備ということになります。

通常の整備ではブレーキパッドが少なくなってきたからついでに交換するとなっても車検整備では既定の厚みが残っていればノータッチということです。

車検のための整備もかなりたくさんの項目がありますが、それらすべてを一時的にクリアしていればいいわけで、だからといってその後の安全性や信頼性を期待するのは間違いだと思います。

考えようによっては本末転倒に様な気もしますが、実際のユーザー車検ではこういった整備しか行われていないというのが事実です。

 

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